日本生命の営業職員が金銭詐取=15人、計1億3800万円

 日本生命保険は30日、2003~21年に20~70代の女性営業職員15人が契約者から計約1億3800万円をだまし取っていたと発表した。契約貸付金や配当金を不正に引き出すなどしていた。15人は既に退職。うち7人は懲戒解職処分、残り8人は懲戒解職処分相当とした。被害者には全額を返済した。  同社によると、不正は国内13支社で発生した。契約者からの問い合わせで発覚したケースが多い。被害額が最も大きかったのは、武蔵野支社(東京都武蔵野市)で発生した事案で、50代職員が03~18年に契約者6人から計約5800万円をだまし取っていた。保険料を自分名義の口座に振り込ませていたという。 

[時事通信社]