営業職員給与、平均5%上げ=明治安田生命の永島社長インタビュー

 明治安田生命保険の永島英器社長はインタビューに応じ、2022年度から営業職員の給与制度を見直し、給与総額を平均5%引き上げる方針を明らかにした。政府からの賃上げ要請も背景に、総合的に秀でた活動実績を挙げた職員の認定制度などを創設する。永島氏は「来年度は大事なターニングポイントと思っている」と話した。  来年度からは販売実績に加え、顧客からの評価などが高い職員を会社として認定し、認証バッジを付与する。認定されると毎月6万5000円程度、給与が上昇するという。制度開始時には約4000人を認定する見込みだが、永島氏は「会社の太鼓判なので、全員に目指してほしい」と期待感を示す。  自治体でのイベント開催や、地域住民への特定健診の案内といった地域貢献活動の取り組み状況も人事考課の評価項目に加える。永島氏は「個と地域をつなぐ役割を担ってほしい」と強調した。  さらに、成績向上のため強引な契約勧誘をしないよう、毎月ではなく、一年間の成績を翌年の固定給に反映する制度に改める。一方、賞与は現在の年2回の支給から、四半期ごとの業績に応じて年4回支給とするといった見直しも行う方針だ。 

[時事通信社]