個人金融資産1845兆円=株高で過去最高-日銀統計

 日銀が20日発表した資金循環統計によると、個人(家計部門)が保有する金融資産の残高は9月末時点で前年同月比4.7%増の1845兆円となり、過去最高を更新した。株価上昇で株式や投資信託の時価評価額が押し上げられたほか、賃上げなどで現金・預金も伸びた。  主な内訳は、現金・預金が2.8%増の943兆円、株式等が22.1%増の198兆円、投資信託が16.3%増の104兆円。  金融機関を除く企業の金融資産は15.3%増の1207兆円。現金・預金や株式等のほか、企業の海外進出や円安に伴う円建て評価額の上昇で対外直接投資も伸びた。 

[時事通信社]